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取材がおわり・・宿を変えました。

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7月13日〜19日のIPC世界水泳選手権大会をファンのメディアとして記録し、発信するために、スコトットランドのグラスゴーまできました。期間中の話題をこちらに載せようかと思いましたが、余裕がなく、フェイスブックのみとなりました。

さて、大会がおわり、いろいろとありましたが、デイレポートの最終日をアップしました。
今回は、撮影から出稿まですべてひとりでしたが、カメラを提供いただいたニコン様、イギリスの観光情報に詳しいロンドンコーディネーターの能津さん、パラフォト事務局の森田さんに資金的に苦しい中、助けていただきました。ありがとうございました。

あと、サンフランシスコから地元選手の活躍を伝えたいと、障害者馬術の取材者の田中さんが連絡をくれ、遠隔との連携で記事作成ができました。
ロンドン取材班で、スポーツファーマシストでもある榎村さんに駆けつけてもらい始動できました。ドーピングに関する記事配信もできました。

また、何より、日本でわたしの記事を配信してくれた、越智さん、いっぱいご迷惑おかけしてしまいました。いつも助けていただいてありがとうございました。

榎村さんには現地でグラスゴーまでの交通費を佐々木の生活費としてご寄付いただき、そのお金で、わたしは昨夜から現在の宿に移住させていただきました。ここセントラルグラスゴーで、これまでの記事の見直し、数時間の街歩き、そして、このように感謝の記録を綴ることができるのも宿を移したからです。

現地の日本メディアは、新しくIPCとドキュメンタリーコンテンツの制作を契約したWOWOWのスタッフ、NHK、共同通信、フリーウエブメディアときていましたが、ロンドンからのスタッフが多い現場でした。ロンドンで働く日本人にふれたことは、とても勉強になりました。日本で感じるさまざまな疑問を日本ではほとんど口にすることがありませんでしたが、彼らの人柄のためか、とても自然な仕事への姿勢のためか、とにかくわたしも素直にいろいろな話をしました。もちろん、マスメディアとNPOメディアでは立場がまったく異なるのですが、そこで取材に取り組む意味では、違いは何もありません。

今回、最も感じたことは、自分自身の甘さです。たとえ、ひとりであろうと、どんなに疲れていようと、記事を書くからには精度をたかめなければなりません。誤報を何度も配信してしまい、せっかく応援してくれる仲間に迷惑をかけてしまいました。取材がしづらかったり、そんなことは、いつだってあることで、まずはこの課題を次回になんとか残さないようにしないといけません。

NPOメディアで、サポートもボランティアなので、お願いしまくりで、もうこれ以上手の打ちようがない・・などと考えてしまいますが、どこかに、活路はあるはず。

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というわけで、昨夜までお世話になった、Onslow Guest Houseを引き払い、セントラル・グラスゴー駅に近いユニオンストリートのGrassHopper Hotelに移住してきたわけですが、ここから、明日の便で一度日本に帰ります。

大会期間中の宿であるOnslow Guest Houseですが、取材の宿の基本であるネット回線が弱すぎました。ケータイのWiFi程度ならなんとかつながりますが、パソコンでメールや記事の更新ができないとなると、もうほとんどお風呂とベッドと朝ごはん。というまぁこれも大事な機能ですから、毎日帰っていましたが、正直長期滞在にはむかないです。メディアセンターに泊まったほうがよかったかも。。
イギリスの宿はプレミアインが日本でいう東横インみたいな感じかなと思います。高品質なネット、安い、あさごはんつき。とすると東横インレベルはほんとうにありがたい。いずれにせよ、取材でネット環境がないような宿なら、ネットカフェのほうがましです。スコットランド人の英語や日常の文化に触れるよい機会となり、バス通勤も慣れましたが、わかりきっていたのに間違えてしまいました。あらためて反省です。

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滞在期間中、ほとんどお金を使わなかったので、エジンバラへ足を伸ばそうかかんがえましたが、結局、グラスゴーの街や川沿いを散歩して、宿にもどりました。前回、ロンドンでは飛行機に乗り遅れそうになりかなりアクロバットがあったのですが、グラスゴーは空港が近く、岡山とか旭川なんかとほぼおなじくらい、こじんまりしていて便利です。そして、何より、古くて、文化的な建物に満ちていて、アテネの遺跡の近くでも感じたような、人々の時間をよい形で積み重ねてきた歴史を感じます。

思いつくままに書いていますが、
もっとも大事な振り返りは、今回のような配信をNPOメディアとしてどう続けていけるか?ということです。
今回、日本メディアからの配信は少なく、パラフォトでの発信の比重も大きくなったため、駆けつけ取材でファンのメディアというスタンスは通用しなかった。選手団広報担当の方からも直接の修正依頼が送られてきて、どんなに回線が遅いと言っても直さない限り眠れません。おかげで、コンテンツの見直しに多くの時間をかけましたので記事の精度は高まりました。ネットメディアなので、遠隔校正できるのですが、手の空いている編集者もつかまらず、撮影から配信までを一人で完璧にやらなければなりませんでした。そのため配信直後の誤報がつづきました。

そういえば、まだ声をかけていない協力者がホンジュラスにいましたね・・・今回はフェイスブックでも呼びかけ、気づいた人がメッセージを送ってくれるという形で、何人かの方にご協力いただきました。ただ記事を楽しもうとしていたのに、仕事に巻き込んでしまいましたが、本当にありがとうございました。

覚えておくために、この投稿をしておきます。

何か、お気づきの点がありましたら、ご連絡ください。

今後とも厳しいご批判と暖かいご支援を、どうぞよろしくお願い申し上げます。
by sasanoel | 2015-07-21 08:11 | 取材ノート