カテゴリ:トライアスロン( 6 )
ritomo コドモ・カメラマン
取材ワークショップ企画がいよう書
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「知り・知らせる」取材を体験しよう!
じつは大人もよくシラナイ障害者とスポーツの世界。世界最高峰の障害者トライアスロンに挑むトップアスリート木村潤平さんを、たくさんの人を取材してきた堀潤さんといっしょにインタビューしてみませんか?障害者と競技のなぞにせまる180分のワークショップで、パラトライアスリートにくわしくなろう!


●日時:5月10日日曜日10時~13時30分(9時30分から受付)
●場所:アマノスタジオ 横浜市中区海岸通 4-24-201
    みなとみらい線 馬車道駅 6番出口(赤レンガ倉庫口)から徒歩5分
●参加費:無料
●定員:15名くらいまで。申込順です。
    5/5現在 9名応募があります。
    小1(1)小4(2)小5(1)大学(4)19才(1)
●主催:パラフォト http://paraphoto.org/

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木村潤平さんのこと、知りたい人を募集してます。

<応募方法>

メールでお名前と年令、連絡先をおしらせください。
あて先:morita@paraphoto.info パラフォト事務局/森田(080-5447-7059)

<参加のルール>

宿題をやってきてね

宿題1:木村潤平さんの写真を見て感じたこと
宿題2:木村さんへのしつもん
ふたつの宿題を、家にある紙に書いてもってきてください。
宿題の写真はインターネットでみてね→ http://goo.gl/a1CFZi

家から会場まで来て、終わったら家まで帰れる人に限ります。心配な人は、大人の人といっしょに参加もできます。

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<ワークショップの内容>

本物の撮影スタジオを使って、パラトライアスロン大会に出場するトップアスリートにインタビューします。インタビューはビデオカメラで収録してYouTubeで発表。家族や友だちにも見せてあげよう。

●ファシリテーター(ワークショップの進行役)

これまでたくさんの人をインタビューしてきたジャーナリストの堀潤さんが、ファシリテーターをつとめます。インタビュー取材の基本を身につけてもらえるよう、工夫をこらしたワークショップを準備しています。お楽しみに!

●インタビューに答える特別ゲスト

パラトライアスリートの木村潤平さんがインタビューに答えます。木村さんは、5月16日に横浜・山下公園で開催される、2015世界トライアスロンシリーズ横浜大会で、日本代表として世界のトップアスリートとたたかいます。

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ワークショップが終わったら次のステージに挑戦

木村潤平さんが出場する、「2015世界トライアスロンシリーズ横浜大会」を取材しよう。海を泳いだり、手で自転車をこいだり、車いすで走ったりする木村さんを、応援しながらカメラで撮影しよう。

5月16日の早朝6時55分からエリートパラトライアスロンの部、17日は新設されたエイジパラトライアスロンの部が、横浜・山下公園周辺で開催されます。詳しくは大人スタッフ(青木)まで。(大人スタッフがビデオカメラを用意して、いっしょに取材します)
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by sasanoel | 2015-05-05 16:05 | トライアスロン
パラトライアスロン日本代表初遠征、ロンドンへ!
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2013年9月13日、セントラルロンドンにあるハイドパークで、WTS世界トライアスロン選手権シリーズ・グランドファイナル・パラトライアスロンの部が行なわれ、日本から障害のあるトライアスリート11名が初めて出場しました。リオパラリンピックにむけた、パラトライアスロン初の日本代表です。

長い距離を完走するイメージのあるトライアスロンですが、実際にはさまざまな距離があります。オリンピックディスタンスや、その半分のスプリントディスタンス。これらは、オリンピックでのエリート選手の競技を観戦するために調整された距離で、完走はあたりまえ、ゴールまでの得意、不得意を乗り越えて、やはりタイムを競い合うスポーツだと思います。
スプリント(スイム750m、バイク20km、ラン5m/今回バイクは22.5km)になるパラトライアスロンは、オリンピックに準じるパラリンピック・スポーツですから、実際は、究極の競争のスポーツ、厳しいですが、完走は当たり前で勝ちを目指すタイムレースと思われます。

以下のように言えると思います。
・パラトライアスロンは、オリンピックに準じるパラリンピック・スポーツ。
・完走できることが競技参加の条件となる。
・ハンドラーへの指示もふくめ選手がレースの全行程に責任を持ち、合計タイムを競いあう。(ここが、TRI6のガイドとハンドラーの違いといえるのかも)
・不得意の中には障害により速く前に進むことが難しいことがある。
・得意の中にはパラリンピックの専門種目を生かす選手もいて、弱み、強みを曝け出しあう、究極の競争スポーツ。
・パラトライアスロン以外のパラ部門には、さまざまな距離や目標があっていい。
 →それには競技運営の技術の向上が必要。そこに、日本のトライアスロンが取り組む事が、日本にも、トライアスロン始まって以来の想い、誰にでも挑戦の機会を与える努力につながります。

新しい種目で、クラス分けやルールの調整もこれからですが、競技者数は少ないながらも毎年倍増してきましたし、ロンドンへ日本代表が出場した翌年のWTS横浜(来年5月)には、さらに多くの選手がエントリーし、本格的なレースが行なわれることと思います。

いずれにせよ、そのパラトライアスロンに魅力を感じる障害者がいて、その挑戦に、最高峰につながる道のりがつくられたことは、パラリンピック・スポーツファンには嬉しいことです。

<障害者のトライアスロン>
トライアスロンは1980年代に発展した新しいスポーツで、欧米では、障害者の差別をしない挑戦の場を開いてきました。「トライアスロンへの挑戦は誰でもできる」、という運営スタッフの意気込みは、今回のロンドンに参加した日本のスタッフにも感じることができました。
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実際に、重度の障害を追った息子とアイアンマンに出場する親子、チームホイトの挑戦などが、YouTubeで流れていて、多くの人に知られています。
もちろん、そこまで重度でなくとも、障害をもって出場するには多くの努力を要するには違いありません。だけど、健常な人より明らかにハンディが多く出場し、完走を目指すこと、競争に勝つことは、選手にとってだけでなく、多くの人々に夢と勇気をもたらしてくれます。

<パラトライアスロン>
1960年のパラリンピック、ローマ大会からオリンピックと同じ会場でパラリンピックが行なわれ、日本では64年に東京パラリンピックが開催され(このとき初めて「パラリンピック」の名称が使われた)、障害者の競技スポーツの存在が世界中で知られるようになりました。
トライアスロンはそれより10年以上あとの、1970年代に発明され、80年代に発展。オリンピックに参加したのは2000年のシドニー大会からで、歴史あるスポーツのベースの上に、究極の競いあいを目指す競技の性格が多くの人を魅了し、急速に競技人口を増やしてきています。
そして、シドニーから16年となる2016年のリオデジャネイロで、パラリンピックの種目として「パラトライアスロン」が決まり、ITU(国際トライアスロン連合)がIPC(国際パラリンピック委員会)に加盟して、競技の準備をすすめているところです。
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<課題>
パラリンピックのスポーツはクラス分けのスポーツと言えますが、新たに登場した「パラトライアスロン」にもさまざまな障害の選手がいます。
現在パラトライアスロンのクラスは7つに分けられていますが、障害の程度や状態により公平性を欠くため、このままだと、いずれ不利にわけられた選手や参加国からもクレームを多発させる可能性があります。
今後、どのような形で解決していくのか、究極の競争のスポーツ、パラトライアスロンの挑戦を楽しむために・・・
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さて、そんな日本代表チームの活躍を追って、ロンドンへ行ってきました。その心は、チーム・カメラマン!
ハレ女の私は、昨年のロンドンパラリンピックでは、ロンドンにはめずらしい好天続きをもたらすことができました(?)が、今回は、なぜか、威力が衰えてしまいました。雲りのち雨。これが本来のロンドンとのことです。気温18度、水温15度。しかし、そんな中でも行なわれるのが、トライアスロンのレースでした。勇気ある選手の素晴らしい挑戦の場に立ち会えたことに感謝しています。どうもありがとうございました。
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by sasanoel | 2013-09-21 11:01 | トライアスロン
木村潤平・秦由加子がやってくれた! 一般の大会でパラリンピック・スイマーがメダル!
7月6日(土)東京の沖160キロに浮かぶ伊豆諸島のひとつ新島で、東京アイランドシリーズ・第19回新島オープンウォータースイミング大会が行なわれ、木村潤平(パラリンピック競泳でアテネ・北京・ロンドンと3大会連続出場/両下肢麻痺)と秦由加子(元アジアパラリンピック競泳日本代表/片足大腿切断)の2人の障害者選手が出場、健常者のなかで3位、4位を勝ち取り、パラリンピアンの実力を披露した。
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大会は、Aタイプ=4.5km、Bタイプ=3km、Cタイプ=1.5kmの3つの距離に男女合計約250名のスイマーが参加して行なわれた。
南からの風が吹いて、波はうねりが高かった。陽射しが強く暑い日となった。「今年の波は、選手には大変だったなぁ」競技後に地元のおっちゃんが波についてつぶやいた。
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そんな中、木村潤平は、3kmの部で80人中4位。45分29秒でセンサーパネルにタッチした。レース前にコース情報を教えてくれた、ミスター新島の近藤貴司(35歳)は3位。木村と1分38秒差だった。
途中、木村のあとにつづいて一緒に泳いでいた女子選手がいた。女子の部で1位(男女80人中5位)になった石田安梨沙(25歳)だ。二人はゴール後に出会い、表彰式が終わるまで話が尽きることがなく喜びを分かち合っていた。木村にとって、はじめての一般大会出場だったし、オープンウォーターで泳ぐことや、大会の雰囲気は、楽しくて仕方ないようで、見ているこちらも嬉しくなるほどだった。
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アジアパラリンピック日本代表・秦由加子は、この大会では最も長い4.5kmで挑戦した。女子の部で21人中4位、男女でも68人中12位だった。秦は、5月に行なわれた新島トライアスロンでも松原衣理選手と一緒にリレーの部に出場、スイムのパートを担当し、スイムラップ2位だった。早くから競泳からトライアスロンに転向を宣言した秦は、すでにエイジグループの仲間やパラリンピック陸上を支える義肢装具士らとも交流し、自分の思う道を確実に前進している。つぎは8月の「湘南オープンウォータースイミング」に10kmで出場する。秦は心から挑戦を楽しみ、周囲はいつも彼女から目が離せない。

*****
木村潤平のゴール後のこと。砂浜を一本の足でケンケンしてゴールに登ってくる選手がいた。秦と同じ大体切断のトライアスリート渡邊新一郎だとあとで知った。渡邊はセンサーパネルにタッチし、ゴールテープに倒れ込んだ。充実したレースを終えたことは、その表情で一目瞭然だった。スタッフは一本足の選手のゴールを見守り、健闘を讃えて微笑みを向けていた。
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3kmの部・59分10秒、80人中43位だったが、もちろん順位やタイムは問題ではない。誰の助けがなくとも当たり前というようにゴールした渡邊に、「これがトライアスロンだ」と感じた。実際はオープンウォータースイムなのだが・・。それはさておき、障害者であれ、障害のない者であれ、自然が相手の競技で重視すべきことは、人がきめたルールのほかに、大自然がもたらすハードルがあること。固有の得意不得意が自分の内と外にあるのは当たり前で、その条件をふまえ、どう泳ぎきるかは、つねに選手が自分で考え、判断しなければならない。
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競技を続ければ、いろんな状況に遭遇するだろう。距離も環境も自然が相手だからそれぞれに違うなかで、固有の弱みや障害を克服しなければゴールにたどり着けない。
ハンドラーをしてくれるチームメイトがいる場合、日本代表で日の丸を背負う場合、たった一人で見知らぬところで自分を試す日もくるだろう。試合の度に、その条件のもと最後まで自分をコントロールしていかなければならない。そんなふうに、その時々に応じていくことが、オープンウォーターやトライアスロンのおおきな楽しみのひとつになるのではないだろうか。そんなことを感じた。


〜新島オープンオォータースイムにみた、ユニバーサルな光景〜
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嬉しい驚きは、この新島オープンウォータースイムには、木村、秦の他にも、切断者、聴覚障害者、高齢者などが多く見られたことだった。会場にながれるMCには手話通訳がついており、手話で話す参加者がいた。大会事務局によると、聴覚障害の選手は昨年から10名ほどのチームで参加しているとのことだった。

木村・秦を率いた、チーム三桁(100歳まで現役の意味)の金城雅夫氏は、65歳のハワイアイアンマン完走者。自転車のメカニックにして視覚障害選手のガイド歴20年以上。しかし、視覚障害の選手のガイドとして参加しようとしたとき、複数の大会運営者から出場を拒否されたという。タンデム車の走行を問題にされたり、時には障害者が競技ができるはずがない、など根拠のない言いがかりを浴びせられた。そんな悔しい経験があり、あきらめずにやってきた今がある。
今回の新島で、敵対していると思っていた主催者から「頑張りなさいよ」と、声をかけられたという。東京都が五輪招致合戦で必死にパラリンピックを味方につけようとしている背景もある。いずれにせよ、金城にとっては追い風だ。その活動や願いが、これからの障害のある選手の挑戦を導いてくれるだろう。
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さらに、新島での出会いは貴重なものとなった。高齢なスイマーを率いて参加していたのは「海人くらぶ」の大貫映子(てるこ)さんだった。大貫さんは、22歳の頃、ドーバー海峡を世界で初めて渡った日本人として英仏海峡水泳協会の公認記録をもっている。その経験をもとに、海人クラブでは障害のある人はもちろん、さまざまな人が水泳を楽しむための指導をしている。
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海人クラブのスタッフのひとりは、高齢の方の伴泳をしていた。オープンウォーター観戦自体がはじめてだから許してほしいが、伴泳を視覚障害以外の人にするというのを初めて知った。
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これまで、障害者のスポーツが健常者のスポーツと区別されているのが当たり前と思っていた日本で、どうしたものかと悩みながらも、パラリンピックに向かう選手の競技環境のことなど伝えてきた。そんな自分にとって、エメラルドグリーンの海をもつ新島で目にした光景は、とても嬉しかった。
世界で闘い、練習を重ねてきたパラリンピック・スイマーの身体的能力、競技力が一般の人々の前で証明されたことに加えて、新島の大会スタッフが、今回多くの障害者をごく自然に受け入れ、対応していた。自然が相手のスポーツで、障害者の参加は安全面が心配だという意見があるが、命の重さは障害者も健常者も同じこと。選手と大会運営側が協力していけば、これから経験をかさねながら多くの人がスポーツを楽しむことができるようになるだろう。

<写真について>
・チーム三桁とその周辺の人々で
・3kmのスタートへ。木村潤平とハンドラーを努める金城雅夫
・とにかく楽しそうに泳ぐ木村選手
・3km男子の表彰式。中央が木村、右がミスター・新島の近藤貴司選手
・左から近藤選手、金城さん、木村選手 レース前
・秦由加子選手とハンドラーの2人。左は金城さん、右は地元の人
・4.5km女子の表彰式。左から4人目。
・大腿切断の渡邊新一郎選手、ハンドラーなしで出場した
・ゴールした渡邊選手を大会スタッフは笑顔で讃える。
・木村潤平選手と一緒に泳いだ石田安梨沙選手
・ハンドラーとして活躍する金城さん。木村選手の折り返しのあと
・アイアンマンの金城さんとドーバー海峡を泳いだ大貫映子さん
・大会を終えて。大貫さんの「海人くらぶ」のメンバーといっしょに、チーム三桁と周辺の人々
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by sasanoel | 2013-07-13 09:17 | トライアスロン
新島トライアスロンをバリアフリーな大会に! 〜チーム三桁・金城さんの熱い野望!〜
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トライアスリートとしてアイアンマンを完走、指導者、メカニック、視覚障害の選手のガイドとしてさまざまな立場でトライアスロンに関わってきた、金城雅夫さん(65歳・チーム三桁主催)は、今回、新島トライアスロンでぜひとも成し遂げたい野望があった。

ひとつは、今回の新島に障害のあるアスリートを参戦させること。
もう一つは、以後も新島を障害者の参加しやすい大会にすること。それには、大会運営のトップクラスの協力が必要で、その了解をとりつけること。

ある日、金城さんはウキウキしながら電話をくれた。
「秦さんに新島のリレーでスイムを担当してもらうことにしました!」
秦由加子は、片足大腿切断のスイマーで、アジアパラリンピック日本代表で出場したこともある選手。
「秦さんに泳いでもらい、障害のある選手が速く泳げることを証明しましょう。そうすれば、今後もたくさんの障害のあるアスリートが新島に参加しやすくなると思います!」

5月12日。東京から南に約160km、伊豆諸島の一つ新島で、東京アイランドシリーズ「新島トライアスロン」が開催され、チーム三桁の仲間とともに、秦選手が、リレーの部のスイムパート1500mを泳いだ。

「波がなく、すごく泳ぎやすかったです!透明度の高い海で、きれいで、最初こんなきれいなところで泳いでしまうと大変ですね(笑)。
勝ち負けというのも、これから先はあると思いますが、今日は、すれ違う人とも、おたがい頑張ろうな!みたいな感じになって、レースはとてもいい雰囲気でした!」と、秦選手は現地からの電話で感想を伝えてくれた。オープンウォーターはほぼ初めてだったという。
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レース後、メカニックの仕事を終えた金城さんと秦選手は、新島の村長・出川長芳さんに挨拶にいった。

秦選手がいくと、話は弾み、村長は秦選手を歓迎。金城さんの思惑通り、今後も障害者の挑戦、しかもタンデムで視覚障害の選手の出場も喜んで受け入れるとを約束してくれた。

この展開に、長年の想いを遂げた金城さんは、大満足したようだった。
夕暮れの新島や、帰りの東海汽船から何度か電話をくれ、喜びを伝えてくれた。

また、今後、ここ新島でリオをめざす東京近郊のパラトライアスロンの選手がオープンスイムの練習ができたらいいと思っているようだ。7月になれば、新島オープンウォータースイミング大会もあり、これにあわせて新島での合宿ができたらと考えているようだ。
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チーム三桁の結果;トータル=2:30:25(5位)、スイム=0:21:55(2位)、バイク= 1:25:32(8位)、ラン=0:42:58(2位)
写真撮影;井上有騎、金城雅夫ほか
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by sasanoel | 2013-05-21 17:18 | トライアスロン
大分でも話題!「パラトライアスロン」
大分に車椅子マラソンを観にいったけれども、やはりこの話題をしないわけにいかなかった。

2009年・石垣で日本人ではじめて「パラトライアスロン」が開催され、出場したのは、廣道純(38歳・T53/8位)だった。
T53クラスはT54よりも障害が重いが、誰よりも尖っていたい廣道は、誰よりも先にこの競技に挑戦してみたかったに違いない。トライアスロンでは現状もっとも重いTRI1クラスになるのでは?とも想像する。遅ればせながら、石垣での感想を聞いてみた。

「3種目のそれぞれの垣根を超えた、文字通りバリアのない大会だった。老若男女が同じ時間、同じ場所で同じスポーツを楽しめる大会に、日本で初めて車いすでの参加が認められ、とても嬉しく思いました。
スイムはみんなより先にスタートし、バイク(ハンドサイクル)で抜かれ、ラン(車椅子レーサー)で抜き返す。健常者との争いが新鮮な感じで、とても気持ち良かったです。一人だけの参加という事で、クラス優勝とせず、総合で312位/1200人中としてくれたのもアスリートとしては嬉しかったですね。」
とのこと。機会があったらまた挑戦したい、とも。

廣道のコメントを聞いて思った。「パラトライアスロン」がパラリンピックの種目として確立することは大きなことだが、これまでのように、一般の大会に幅広い障害のあるアスリートが参加できるよう考えていくことも非常に大切だ。勝つためのワイルドカード的な要素がパラトライアスロンにはあるが、多くの挑戦者を受け入れることができるかもしれない。スポーツと人類の成し遂げる価値のある未来の姿に近づけるかもしれない。挑戦を評価するスポーツだからこそ、できると感じる。この廣道のコメントを忘れてはいけない。

副島正純選手
そして、今回の大分で、パラトライアスロンで応援したい選手が増えた。ロンドンパラリンピック4位の車椅子ランナー・副島正純選手(42歳・T54/7位、ロンドンでは4位)だ。
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「もともと、アイアンマンに出たいと思っていたんです。障害者もたくさん出場しているから、ロンドンが終わったらやろうと考えていました。パラトライアスロンは僕にとっては距離が短かい。トライアスロンへの挑戦の一つとして、リオをめざしてみたいと考えている。」
副島選手は、来年6月の五島トライアスロンに参加するため、1月よりトレーニングを始めるという。

また、日本でのパラトライアスロンは来年5月の横浜。世界シリーズはその前後で始まり、今年同様に、各地でのパラトライアスロンが開催される。リオをめざすかどうかを決めるためにも重要な機会となるだろう。

このほか、東京アイランドシリーズの新島・大島での大会では、日本で最初の視覚障害のガイドとなった金城雅夫氏がオフィシャルメカニックをしていることもあり、障害のあるアスリートの参加促進ができればと、可能性を模索している。

<参考>
■五島長崎トライアスロン
http://gototri.com/

■世界トライアスロンシリーズ横浜
http://yokohamatriathlon.jp/wcs/index.html

■東京アイランドシリーズ
http://www.mspo.jp/island/index.php



沖縄で、車椅子マラソンの練習はどうでしょう?!

石垣のパラトライアスロンの運営に関わった沖縄の下地隆之さんは、車椅子マラソンを指導しているが、もともとトライアスロンをされていたよう。
大分の「さかなや道場」で、沖縄組と夕食したときの話題の3分の1はトライアスロンの可能性を探る意見交換になった。城間だけでなく、岡山の木山由加(28歳・T52/ハーフ6連覇)にもトライアスロンを薦めていた。

ところで、この下地さんの担当する、「車いすマラソン競技スキルアップセミナー」が12月に宜野湾市で行なわれる。なんと、洞ノ上選手が講師! そして、2日間の車椅子レースの講習の翌日、ぎのわん車椅子マラソンも行なわれる。

ランを車椅子レーサーで参加する選手のための基礎トレーニングとして、12月、沖縄での「車いすマラソン競技スキルアップセミナー」に参加してはどうだろうか? 

そして、ついでに出れるものかどうかわかりませんが・・スキルアップセミナーでの練習後、ハーフマラソンに出場はどうでしょう?(甘い?・・汗。)

車いすマラソン競技スキルアップセミナー(12月7〜8日)
http://9srk.jp/jyouhou/topics_121207/index.html

第24回 ぎのわん車いすマラソン大会(12月9日)
http://www.marathon-fan.com/cms/event/461/
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by sasanoel | 2012-11-02 21:03 | トライアスロン
挑戦すること、挑戦をあきらめないこと。江戸前トライアスロン観戦の1日。
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先月末の横浜パラトライアスロンでお会いした金城雅夫さん(64歳)が来るというので、10月14日(日)、江戸前トライアスロンに、ロンドン5位の江島大祐選手(アテネパラリンピック銀メダリスト)と一緒に観戦に行く。横浜を取材して以来、何かと気になる「パラトライアスロン」。記念品をもらうために首相官邸に招待された選手たちの間でも話題になっていたらしい。

金城さんは、トライアスリートとしてハワイのアイアンマンレースを2度完走し、コーチとして、自転車のメカニックとして選手たちと長く関わってきた。日本盲人マラソン協会の創設者・故杉本博敬氏とともに日本ではじめてガイドとしてトライアスロンに出場した人物でもある。
この日の江戸前トライアスロンには、井内菜津美選手(陸上1500mなど出身、B2)のガイドをする予定がドクターストップ。2名の助っ人に任せて愛車(タンデム)とともにメカニックで参加した。結果は、スイムの段階でタイムオーバーで失格だった。
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一方、3歳から水泳をはじめ、左半身麻痺の障害者となってからはパラリンピックに向けた水泳に没頭してきた26歳の江島大祐選手はこの日、京都から上京して江戸前トライアスロンを観戦した。
ロンドンで、パラリンピックで江島が出場したS7クラスには、S8(S7より障害が軽い)に近い選手が現れ、努力しつづけるための大きな壁が立ちはばかっていた。意識面では日本水泳チームでのこれからに課題が山積している。江島は着実に流れる時を見据えて、ロンドン後の1ヶ月モラトリアムの時期を過ごしている。正真正銘、ベテランパラリンピアンの江島選手に、であう好奇心旺盛なトライアスリートたちは誰もが興味津々なようす。金城さんもいろんな人に紹介していた。

長い間、トップの練習を積み重ねてきた専門種目を生かせる、リオにつながる「パラトライアスロン」の情報に、目がいくのはもっともだと思う。多くの陸上・水泳のパラリンピアンにとって、ワイルドカードにうつるだろう。
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金城さんにフェイスブックで伝えてみたところ、すぐに返事があった。「何かサポートできることがあれば、パラトライアスロンのことなら何でも」とのことだった。パラトライアスロンを観戦する理由はいろいろあるけど、金城さんやその周りのアスリートたちの強くて優しくて、おおらかな雰囲気がきにいったからだと思う。


ライバル
これまで、障害のある選手は一般のトライアスロン大会に出場してきた。それが当たり前だった。前回横浜で2位以下を大きく引き離し優勝した古畑俊男はもちろん、ロンドンの自転車で銅メダリストとなった藤田征樹は、トライアスロン出身の自転車選手。怪我をして両足義足となってからもトライアスロンをあきらめたことはない。ほかにも、一般のトライアスロン大会にはさまざまな障害のある選手が参加していることだろう。そうした選手にとってもパラトライアスロンはやはり、世界につながる切り札だろう。
そうなら、やはり、挑戦してみるのが、トライアスリートそのものじゃないかと。新しいクラスで、勝てるかもしれない、世界へ行ってみたいという人々が集まり、おそらく来年の横浜には多くの国内選手がエントリーすることと思う。どのくらいいるんだろう。でも、リオをめざすなら、国内大会ではなく、パラトライアスロンの公式大会をみつけ海外遠征は必要だろうと思う。


パラトライアスロン
「パラトライアスロン」は、2016年リオデジャネイロのパラリンピックでの正式種目と決まった(2010年)。日本ではそのプロモーションで2009年に石垣島ではじめて開催され、同じ年に横浜で開催され、その後館山でのデュアスロンを経て、先月末、横浜での大会が行なわれた。国内ではまだ形になるまで時間がかかりそうだが、20日からオークランド(ニュージーランド)で開催される世界大会のファイナルで行なわれるパラトライアスロンには、190人のパラトライアスリートがエントリーしているという。

<パラトライアスロンのクラス分けについて>
来日したITU(国際トライアスロン連合)会長は、リオでの競技を成功させることが、パラトライアスロンがパラリンピック種目として定着するための課題として、世界中で開かれるITU主催の世界大会でパラトライアスロンの開催を進めている。つまり、全国全世界でトライアスロンが開催されているが、パラリンピックに対応した大会は限られている。
パラトライアスロンのために、ITUは専門の担当者をもうけ、IPCの陸上、水泳、自転車の担当者とそれぞれ協議を重ねているという。現在以下のようなクラス分けで行なわれているが、実際やってみると、不具合があるようだ。

現状のクラス分けは、以下のとおり。(JTU)
でも、これをみて自分がどれにはいるのか?江島選手自身あいまいな印象だったよう。

TRI 1 対麻痺患者、四肢麻痺患者、ポリオ、両足切断などで下肢を失った人
TRI 2 膝上から下肢を失った人を含む高度の下肢障害(=山本篤)
TRI 3 多発性硬化症、筋ジストロフィー、脳性麻痺、両下肢切断あるいは複数肢の麻痺を有する人(==藤田征樹? 江島大祐?)
TRI 4 麻痺や障害などで肘上から、あるいは肘下から上肢を失った人、腕障害または両上肢の障害を持つ人
TRI 5 膝下から下肢を失った人を含む中程度の下肢障害(=佐藤真海)
TRI 6 視覚障害者。最も補正された[=矯正]視力が20/200の人

ITUでは、今後この暫定クラスを統合し4〜5クラスにするとのことだが、スキーの3カテゴリー制のようなハンディ制などにでもしないかぎり、クラスの統合はまったく公平なものにはならないはず。国内にはまだ情報がない。
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<参考>
4月からのシリーズ最終戦、オークランド(10月20日から23日)
パラトライアスロンには190人がエントリーしているということ。
http://auckland.triathlon.org/athlete_info/paratriathlon/

リオへ動き出したパラトライアスリート(9月30日・Paraphoto)
http://www.paraphoto.org/london2012/report/article/?id=923

第2回江戸前トライアスロン
http://www.mspo.jp/tokyo-edomae/
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by sasanoel | 2012-10-15 16:30 | トライアスロン


被災者も非被災者もともに平和で楽しく暮らせる社会をめざして。2011.03.11 ご連絡、記事についてのお問い合わせ、取材依頼は筆者までメールで。sasanoel@gmail.com
by sasanoel
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