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「原発いらない福島の女たち~100人の座り込み」始まる!
10月27日、経済産業省前で、「原発いらない福島の女たち~100人の座り込み~」が始まった。
この後、福島の女たちの座り込みは29日まで3日間、朝10時から15時まで行なわれる。30日から11月5日までは、福島の女たちのアクションをうけて、全国の女たちによる発信が行なわれ、女たちによる座り込みは、のべ10日間行なわれる。

・「原発いらない福島の女たち〜100人の座り込み〜」中継プロジェクトCM(iwakamiyasumi )
http://www.youtube.com/watch?v=ZG9ns4Hs85o

座り込みと並行して行われた、政府への申し入れをレイバーネットTVが取材した現場映像、ユーストリームlabornet04チャンネルで視聴できます。これが、福島の女たちの声。

・10月27日「福島の女たち」による経産省交渉(動画/レイバーネット)
http://www.ustream.tv/channel/labornet04


また、以下は、同、レイバーネットのホームページの記事。

「子どもたちを「炎の海」に放置することはできない!~怒りの座りこみ始まる」

10日27日、経産省前で「原発いらない福島の女たち~100人の座り込み」がはじまった。福島からそして全国から660人が集まり、大変な盛り上がりとなった。
参加者は、バッチやプラカードなど一人ひとりが思いをこめたグッズを身に着けていた。開会集会で佐藤幸子さんは、「東北の女たちは7ヶ月間沸々と胸の内に怒りを秘めてきた。そしていま3日間の座りこみとして行動を起こす。子どもたちは7ヶ月も炎の海の中に放置されてきた。母親として女として、命を未来につなげていく母性が許しません。この思いをこめて座りこみ、日本全国そして世界に輪を拡げ、本当の幸せを取り戻す第一歩にしたい」と力強く語った。
午前11時からは、30名の代表が経産省ビルに入り、担当官と交渉を行い、原発政策の廃止を強く訴えた。福島からは3日間で107名の女たちが参加する予定だ。

・27日の写真
http://www.labornetjp.org/news/2011/1027shasin

・座り込みの様子
http://www.youtube.com/watch?v=ZG9ns4Hs85o

・10.27『福島の女たちが立ち上がり、そして座り込む』
http://www.youtube.com/watch?v=KkQxN_-u78M


マスメディアの数も多くあったようだが、現在のところ日テレ系の短信記事のみ。
気合いがはいった記事などはない。


以下の記事は、女性のノーベル平和賞受賞者を讃えた記事。海外の女性たちの記事は気合いがはいっているよう。このような記事を、今回の座り込みを訴える女たちにも贈ってほしい。平和を求める隣人として。

「男性以上のことできる」 輝く栄誉、鉄の女たちに
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201110080075.html
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by sasanoel | 2011-10-28 00:46 | 反原発
エネルギーシナリオ市民評価パネル「enepane」結成
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あたらしいエネルギーへの提言を行う市民団体が集まり、エネルギーシナリオ市民評価パネル(エネパネ)を結成、10月21日、フォーリン・プレスセンターで第1回の記者発表『発電の費用に関する評価報告書~持続可能なエネルギー社会の実現のために~』を行った。


記者会見の映像が、以下ユーストリームに配信されている。
■エネルギーシナリオ市民評価パネルによる「発電の費用に関する評価報告書」の発表(iwakamiyasumi2 )
http://www.ustream.tv/recorded/18004241

■FaceBookのサイトにプレスリリースと記者発表で配られた報告書(PDF)が添付されている。
http://www.facebook.com/enepane

発表者は、左から、平田仁子氏(気候ネットワーク)、松原弘直氏(環境エネルギー政策研究所(ISEP))、吉田明子氏(FoE Japan)、山岸尚之氏(WWFジャパン)の4名。

エネパネは、311の原発事故を受けて、政府のエネルギー政策の見直しが行われていることに連動して、既存の電力コスト見直しに際する問題点や、これまで着目されなかった視点を盛り込み、提言を行っていく。

「発電の費用に関する評価報告書」では、電力会社にとってのこれまでの発電コストは、狭い視野で検討されてきたもの。その中には、燃料費・建設費・運転維持費などのほかに、送配電コスト、広告宣伝費、自治体への寄付金、税金が含まれており、それらが電力料金となって消費者(=国民)負担となっていた。
一方、気候変動や大気汚染などの環境を考慮した費用、被害が現在進行形でで発生している原発事故対応の費用などは想定外として含まれていなかった。
さらに、環境改善効果として、化石燃料依存を下げることによるエネルギーの安定化、中長期的な設備投資による内需拡大、雇用創出などのメリットについても含まれておらず、盛り込んでいく必要があるとしている。

福島第一原発事故による定量化できない社会環境の損失があるのに、政府のコスト分析は、過小評価と楽観であり、再生可能エネルギーへのシフトに貧困な発想。たとえ原発がコスト安であったにせよ、損害賠償や廃炉費用をいれれば、膨大となる。

一方、高いといわれている再生可能エネルギー(ダム水力発電、地熱発電、風力、太陽光発電等)は、実際はどうなのか。
将来的な環境へのベネフィットが大きく、主力産業の育成・雇用の創出、地域産業の活性化にもつながるため、大胆に、積極的に進める必要があり、コストは将来への投資となるだろう。

会場には20名ほどの参加者が訪れていた。質疑の場で質問を述べたのは、市民メディアのレイバーネット、朝日、毎日、東京の新聞各社だった。
新聞記者からは、作成された報告書の算出データに対し、根拠に関する追求が行われるなど、勉強過程のあいまいさへの指摘、問題提起も行われた。六ヶ所村などの核燃料サイクルへの試算が今回の分析に含まれていなかったことなど、指摘されたことを反映して、政策を見直し、今後の再評価を行っていきたいとしている。

記者:「隠れていたコストがあって原発が高くなる」「コストが高くなっても原子力はやめるべき」という議論があることに対しては?
「言うまでもなく、被害損害は莫大で、安全性だけでも言い尽くせない。日本国民全員が税金や電気料金として影響を受けている。原子力は選択すべきではないと思っている」と示した。

今後の議論
「これからのエネルギーシナリオの評価報告書」の形にしたいと思っている。政府は、既存の資料をもとにまとめることになると思うが、エネパネは、311後、各市民団体それぞれに特徴を持ちながら新しい試算をやっている。ゼロからではなく、それらスタディを持ち寄り、一つにするというより、最低限いえるところをまとめていきたい。
エネルギー基本計画の議論が進められているが、そこに組み入れられるよう、年内の議論を目指しているという。

市民による調査と提言が、政府の動きに連動してはじまった。
エネパネの主張は、デモなどで高まりつつある市民の声、問題意識として何度も言われてきたことも含まれている。専門家団体として、役割をもち、実際社会の問題解決に結びつけていく市民の取り組みのひとつを観ることができたと思う。
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by sasanoel | 2011-10-21 18:10 | 反原発
「沈黙の春を生きて」を観て
昨日、坂田雅子監督のドキュメンタリー映画、「沈黙の春を生きて」を観た。
ベトナム戦争でアメリカ軍が森に散布した枯れ葉剤の影響で発病した人々、遺伝による障害を生まれながらにもつ人々が暮らす、ベトナムの今を伝える映画。

私が生まれる以前から、ダイオキシンなど化学物質と闘ってきた人々がいる。放射能は、その中でも最悪なものの一つにすぎない。311の震災で、広島・長崎や、ビキニ環礁、水俣・・農薬や放射能などの化学物質による健康被害の問題にあらためて光が当たり始めた。過去のものとしていた人々や、それらを知らない世代にも知られるようになった。
人間が作ったものが、人間を侵してきた歴史。人間も自然の一部なのに、親を殺してしまう子どもたちの歴史の悲惨さが、ジャーナリストを奮い立たせた。市民も、反戦、公害訴訟、原発の廃炉要求、プルサーマル反対などの活動となって取り組む人々を増やした。無関心だった人々も、振り向かざるを得ない状況だろう。

しかし、今、このことを知ることの意味は、福島の未来を知るということだ。そんなことはないと誰もが思いたい未来。この映画も、チェルノブイリ・ハートと同様に、歴史と今、未来を一瞬で想像できる現代のジャーナリズムだろう。

国家や経済がからんだ戦争や事故で、被害者はいつも、もっとも弱い市民。アジアにも、アメリカにも、多くの被害当事者が、生きることの大切さを知り、その中で、知らせている。
いま、日本社会、日本人は、人間が引き起こし続ける災害の現実、世界・社会に起きる被害に目を向け、自分たちの行動を自覚して、真剣に生きなくては。

映画の後のミニ・トークで、アジアプレスの野中さんにお会いした。久しぶりにお会いしたけれど、ちゃんと覚えていてくれて、嬉しかった。野中さんは、大学卒業後、迷わず、フリー・ジャーナリストになった。貧乏だけれど、この仕事の楽しさと大切さを知っている。多くの人が、彼に励まされて取材を続けていると思う。私も、その一人かも。
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by sasanoel | 2011-10-20 22:07 | 作品から
福島発、日本・世界の市民へ! 女たちの座り込みにむけて〜100人の1人になるわ!と思う方を募集!〜
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10月27日から11月5日まで、福島の女性の呼びかけにより、東京霞が関・経産省前で座り込みが行われる。1955年に日本の母親たちによりはじまった反核運動が全世界に広まったように、いま、福島から世界への呼びかけが行われようとしている。

10月7日、参議院議員会館での記者会見で、主催者の佐藤幸子さんらは、「県外の女性、男性も、賛同していただける方は、お越しください。日頃思っているが、言えないでいることをここで吐き出して。」と、あらためて呼びかけを行った。
水俣病を取材したフォトジャーナリスト・故ユージン・スミス氏の妻で、脱原発への提言を行うグリーン・アクション代表アイリーン・スミスさん、社民党の福島みずほ参議院議員も同席し行動を呼びかけた。


福島発「原発いらない・女たちは立ち上がり、そして、座り込む!」
全国発「福島の女たちに続け!もう、黙ってはいられない!全国の女たちが立ち上がり、そして、座り込む!」

〈福島発〉

場所:霞が関経産省前(東京都千代田区霞が関1丁目3−1)
日時:10月27〜29日(10〜15時) 3日間(お昼休みだけでも、1週間の参加でも)
エントリー:onna100nin@yahoo.co.jp(FAX:0248-25-5391)
 (必要事項記入のうえ送信/名前、住所、電話番号、メールアドレス、参加予定日時、宿泊手配〈お寺やオリンピックセンター宿泊棟など〉希望の有無)
参加費:1000円(チラシ、ワッペン代など)

〈全国発〉
場所:霞が関経産省前(東京都千代田区霞が関1丁目3−1)
日時:10月30〜11月5日(10〜15時) 3日間(お昼休みだけでも、1週間の参加でも)
このことの連絡先は:
 泉かおり 090-2695-1937 Email: kaori-izumi@ta3.so-net.ne.jp
 山口たか 090-6990-5447 Email: yamaguchi-jichi@topaz.plala.or.jp
 谷田部裕子 090-9201-3642 携帯メール: najya-yuu@softbank.ne.jp

<呼びかけ人>
泉かおり Shut泊、福島の子どもたちを守る会・北海道 (北海道)
山口たか 市民自治を創る会、福島の子どもたちを守る会・北海道(北海道)
舩田クラーセンさやか 東京外語大学教員、福島乳幼児・妊婦避難プロジェクト(東京)
満田夏花 国際環境NGO FoE ジャパン(東京)
アイリーン・美緒子・スミス グリーン・アクション(京都)
谷田部裕子 ナージャのFukushima支援(茨城)
米川正子
宇都宮大学教員,福島乳幼児・妊婦避難プロジェクト (栃木)

<賛同人 (10 月8日現在)>
鈴木かずえ 国際環境 NGO グリーンピース・ジャパン (東京)
島田清子 美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会(美浜の会)(大阪)
渡辺瑛莉 国際環境NGO FoE ジャパン (東京)
吉田明子 国際環境NGO FoE ジャパン (東京)
阪本公美子 宇都宮大学国際学部教員,福島乳幼児・妊婦避難プロジェクト (栃木)
安斎由希子 有機農業者 (北海道余市町)
常田益代 北海道大学名誉教授 (北海道)
小林芳子 プルサーマルを知ろう」後志住民ネットワーク (北海道共和町)

***

「ああ、これですべて終わりだ・・」
誰もがそう思ったに違いない、福島原発事故。
「原発は安全だ」「原発の電力は安い」「原発がなければ電気は足りなくなる」など、一般に伝えられてきたことが全部嘘っぱちだったことも、いまや周知の事実。

しかし今なお、「原発はやっぱり必要なのだ」と主張し続け、「再稼働もやむなし」の世論をねつ造し、自分たちの既得権益を守ろうとする勢力があります。
そこで、福島に住む女たちは、「何があろうと、原発はNOなのだ! 経済より命だ!」と、声をあげることにしました!

一体どこで叫ぶ?
やっぱり経産省だわ! 原発政策を推進してきたんだもの!
東電本社や政党本部にも行きたい! 伝えなくちゃ、わたしたちの気持ちを!
一体何人くらいで?
それはやっぱり100人よ! そのくらい集まればニュースになるでしょ?
わたしたちは被害者、当事者として、そのくらいの覚悟を見せなくちゃ。「福島から100人!」これで行きましょう!
ねえ、座っている間にロープ編まない? 3日目の交流会フィナーレで、それを使ってつながるのよ。
わ~~いいじゃない♪ 楽しそう~(^-^) つながりましょう~!

・・と、女たちの話し合いは着々と進み、100人の仲間を集めることになった。
どうぞ、奮ってご参加ください! 名乗りをあげてください!


***

9 月 22 日、ニューヨークで行われた国連首脳会議で、野田総理が「世界一安全な原発をつくります」と宣言した。
その外で、「福島の子どもたちを守れないで、原発に安全を言うのは卑怯だ!福島の人々の苦しみを無駄にしないでください。世界の原発を止めてください!」と国連前でアピールをした、福島出身を含む日本の女たちがいた。

福島の事敀が未だ収束せず、放射能線量が高いにもかかわらず、政府は 9 月30日、「緊急時避難準備区域」を解除した。
10 月 3 日には、今夏、市民グループが主催して、福島県内の子ども130人が受けた健康診断で、10人(7・7%)の甲状腺機能に変化がみられ、経過観察が必要と診断された。
「目に見えない放射能が飛び交う戦場に、子どもたちを置いていてはいけない!」「原発はもう真っ平!」と、 福島の女たち、それに応じた、日本の女たちが立ち上がった。

***

母親たちの反核運動の歴史は、日本から!

1955年、第五福竜丸の被爆をきっかけに、日本の女性たち、母親たちが立ち上がり、3000万の署名を集めた。「仕方ないといいながら何もしない夫の無力な­諦めを私は軽蔑した」と一人の女性が立ち上がった。いつの時代も­男は長いものに巻かれて黙る。子供と命を守りたいと真剣に願うの­はいつも女。その女性たちの反核運動が、世界にひろまっていった。

「母親たちの反核運動~3000万の署名、大国を揺るがす 」(NHKその時世界が動いた)
http://www.youtube.com/watch?v=rdtAG64FbYI
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by sasanoel | 2011-10-15 11:16 | 反原発
松島マラソンに全国から5000人のランナーが参加
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10月9日(日)、快晴。1977年から毎年10月に行われる「松島ハーフマラソン」が、今年は10キロ・5キロ・3キロの「松島マラソン」として開催され、全国から5150人のランナーが松島の地に集まった。東日本放送の主催。
3月の震災後初となるが、ハーフマラソンのコースの一部が被災し、使えなくなっている。

朝8時の選手受付開始を前に、多くの競技役員やボランティアが準備していた。
「ゼッケン番号を間違えないようにしてください。毎年100枚ぐらい間違っています!」とメガホンの男性がボランティアに注意を促すのに、「えー、そんなに?」とつい後ろで反応してしまったところ、「いや、ウソです」とのこと。

地元出身・視覚障害の男性ランナーは、7時すぎから5キロの選手受付の前で白杖を持って立っていた。
「いつも参加されているんですか」と声をかけると、
「もう10回ぐらいになるかな。月2回は、仙台のマラソンクラブで伴奏者について走ってもらっています。今日も伴奏者と一緒に走るので、見ていてください」とのことだった。5キロの制限時間は50分。彼は、制限時間以内をめざして走るとのことだった。

5キロ男子の優勝は、15分35秒(東京電機大学/埼玉県・吹切翔平さん)だった。

前日のトレーニングで足を痛めたという、神奈川県出身・5キロに参加した40代男性ランナーは、走り方を工夫して何とか26分台でゴールし、コメントをくれた。
「走っていると、応援されるのがとても嬉しい。工夫して作ってきてくれる、応援グッズなどがみえると、やっぱり嬉しい。よくなぜ走るのか聞く人がいるけれど、意味のない質問だよね。気持ちよいから、走るにきまっているよ」

震災からの復興を目指す松島で、マラソンを楽しむ市民ランナーの力強い笑顔を見ることができた。

2011松島マラソンの写真
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by sasanoel | 2011-10-13 21:15 | スポーツの前後左右
「原発の運転再開を止めよう!政府交渉」に立ち会って
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10月7日(金)、参議院議員開会で、全国の原発立地県から、再稼働に反対する市民らが集まり、「原発の運転再開を止めよう!政府交渉」を行った。

環境NGOグリーンピースが主導し、9月28日づけで、22団体からの質問・要請書を提出。
それをうけて、この日、回答の場に現れたのは、原子力安全・保安院から4人と、原子力安全委員会から4人の合計8名が出席し、市民団体や原子力資料情報室の代表や、弁護士を含む人々との議論となった。
会場には、脱原発を掲げる東京新聞社のほか、OurPlanet-tv、地球の子供新聞、フリージャーナリストなどのほか、スウェーデンの新聞社からも取材にきていたが、その他大手新聞社やテレビ局は来ていなかった。

趣旨:「原発の運転再開を止めよう!政府と交渉します」(グリーンピースHP)
http://www.greenpeace.org/japan/ja/news/blog/staff/blog/37141/

■政府交渉の様子「写真


当初、90分の予定で始まった議論は、「やらせ問題」の担当者が来ていないなど、回答者の準備不足もあったが、呼び出し、必要な議論ができるよう心がけられていた。結果的に予定時間を大幅に上回ったが、それでも時間が足りない回答については文書による再回答の対応を提案し、目的の論点について各々の担当者に正確に伝えることができたのではないだろうか。

一部がユーストリームで配信されている。
http://www.ustream.tv/recorded/17724211
http://www.ustream.tv/recorded/17724978
http://www.ustream.tv/recorded/17725036
http://www.ustream.tv/recorded/17725816


論点は、以下の2つ。

1)定期検査で停止中の原発の運転再開はやめてください
2)「やらせ」問題の調査対象をすべての電力会社に拡大し、調査結果の詳細を公開し、責任を明らかにすべきです

1)については、津波で被害をうけたとされている福島第一原発だが、実際は地震でも大きなダメージを受けていることが検証されていなかった。地震で破損が起きた事を認めると、日本中の原発を止めなければならなくなる。
今回の交渉は、地震から3時間後の17時50分に、原子炉建家内で強い放射線量が確認され、原子炉内の非常用配管が地震により格納容器外で破損したことが指摘された。保安院は、地震による損傷がおきた可能性を認め、地震被害の調査をすることに合意した。

保安院担当者の回答の論拠は、7月末のIAEAへの報告で確認されたものによるとのことだが、その報告は、「被害状況についてはまだ何もわかっていない」というものであり、そのような状況でシミュレーションのみのストレステストにより再稼働へこぎ着けようとすることは止めてほしいと、再度要請を確認した。

「ストレステスト」とは、原発再稼働に向けて行われるコンピュータ・シミュレーションだが、結果を判断する基準がなく、安全基準が不明なまま、原発を運転再開する恐れがあるということが指摘された。

ストレステストを担当する保安院の田口達也氏は「(ストレステストは)再稼働に向けて、安全性を確認するために行う。再稼働するかどうかは私の担当ではない」と、回避しようとした。
つねに閉塞感を覚える態度にうんざりするが、会場からは、あらためて発言があった。
「原発の危険から人命を守るための保安院が、原発は安全との前提で仕事をしていることに問題がある。福島の事故をうけとめた対策を考えるのが当然」と。人命より経済論を優先した基本姿勢への自覚を促し、改めるよう要請され、ストレステストそのものの無意味さが指摘された。

原発再稼働の判断は、ストレステストとともに、地元住民の意思になるというが、住民とどのように意思確認するのかについての方法は現在ない。それが、2)の「やらせ」問題とリンクして、政府の原子力対応への幾重にもわたる不信感と、身の危険を知らされた、政府交渉だった。


2)の論点である「やらせ」問題が発覚し、これについては、調査範囲拡大の要請をした。
ここでは、やらせについて経済産業省は、「不適切な働きかけ」があったことを認めている。理由は、「参加者が少ないので、体裁をつくろった」とある。この動機は、原発推進・プルサーマル推進を誘導するためと思われる。調査対象は、過去5年、国主催、地元の事前了解などの判断となるシンポジウムを対象の条件とし、再調査を要請した。


この場に来た、政府の人々は、どうこの交渉にのぞんできたのだろう。もはや意識の高い市民の声をきかずに、経済論理だけでこの国難を乗り越えられるとは思っていないだろう。
苦しい表情は見せかけかどうか考える余地もあるが、素直に受け取れば、すでに個人的にはさまざまな状況を把握して困惑していることだろうと思われた。

福島第一原子力発電所の事故後、日本の中枢を蝕む政治の仕組みが一般市民にも明らかになってきた。問題が見えるようになってきたいま、国民の多くは、脱もしくは反原発の意味を理解できる。
政治は、知らせないことで問われなかった時代は終わり、政府にいる人々は、市民の問題解決につながる方法を本気でつくらなくてはならない。やりがいのある仕事にしなければならない。
そして何より、市民は、自分たちの中からの投げかけを一人一人がうけとめ、考えることが大切。つぎの社会を隣の人々とどういうものにしたいか、考えることになるだろう。

政府交渉の後、福島、東京の女性たちによる座り込み計画が発表された。「福島の女たちに続け!全国緊急アクション 『もう黙ってはいられない!全国の女たちが立ち上がり、そして、座り込む!』」とのことで、記者発表が行われた。場所は霞ヶ関・経産省前。
この件については、またあらためて。
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by sasanoel | 2011-10-08 15:19 | 反原発
銀座Apple Store前
反原発の政府交渉へいく前に立ち寄った。ひとりの黒いスーツを着たアメリカ人(多分)が長い間、店の近くを離れずスティーブ・ジョブズへのお悔やみにきた人々といっしょに過ごしていた。

特別な日だけれど、店は、いつも通りの客入りだった。スティーブ・ジョブズもそれを心配しているのではないだろうか。

「いつも通りです。在庫がきゅうになくなったりとか、しません」と、定員さん。
わたしも、「新しくて速い方の MacBookAirはさわれる? 写真をやるには、どう?」など、せっかく来たのだから、聞いておかなければと質問したりした。

銀座アップルストア前の写真
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by sasanoel | 2011-10-07 23:59
Steve Jobsの言葉
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2011年10月5日、アップルの創始者スティーブ・ジョブズが亡くなった。

17年くらい前、Quadra 800に出会って、以来
Macがなければ、私はコンピュータに向かっていなかったし、ものを作ったり、考えたりする道具にパソコンを選ぶことはなかったと思う。

何よりも、このコンピュータを、ともに楽しんだ友人は、
3年前に逝ってしまい、想いを重ねて過ごしてきたというのに・・
2011年は、なんて年だろう。

さっき友人が、慰めに送ってくれた、ジョブズの言葉も、いま
薄い茶封筒に入って得意げに現れた、Mac Book Airで読んでいる。



自分がもうすぐ死ぬということを自覚しておくことは、
これまで私が出会ってきた中で、
人生で大きな決断を下す手助けになる最も重要な道具だ。

なぜなら、ほぼすべてのこと、すべての外部からの期待、あらゆるプライド、
恥や失敗に対するいかなる恐れも、死の恐怖を前にすれば消え去り、
本当に重要なものだけが残るからだ。

いつか死ぬということを覚えておくのは、
自分が知る限り、
何かを失うと考えてしまう落とし穴を避ける最善の方法だ。

あなたはすでに裸だ。自分の心に従わない理由はない。

時間は限られているのだから、
ほかの誰かの人生を生きることでそれを無駄にしてはいけない。

他人の考えの結果に従って生きるというドグマにはまってはいけない。

自分の内なる声を他人の意見でかき消されないようにしよう。

(2005年 スタンフォード大学での学位授与式で)



原文の該当箇所

ジョブズが若いころに愛読していた「ホールアースカタログ」の
最終号の言葉を卒業生に贈り、スピーチを締めくくった。

Stay Hungry. Stay Foolish.

Remembering that I'll be dead soon is the most important tool I've
ever encountered to help me make the big choices in life. Because
almost everything ― all external expectations, all pride, all fear of
embarrassment or failure - these things just fall away in the face of
death, leaving only what is truly important. Remembering that you are
going to die is the best way I know to avoid the trap of thinking you
have something to lose. You are already naked. There is no reason not
to follow your heart.

Your time is limited, so don't waste it living someone else's life.
Don't be trapped by dogma ― which is living with the results of other
people's thinking. Don't let the noise of others' opinions drown out
your own inner voice. And most important, have the courage to follow
your heart and intuition. They somehow already know what you truly
want to become. Everything else is secondary.



ありがとう、スティーブ。
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by sasanoel | 2011-10-06 23:06
自主避難者への賠償を求める院内集会と意見書提出、参議院議院開会で
10月3日(月)、福島第一原発の事故により自主避難した人々が、文科省原子力損害賠償紛争審査会の方針に意義をとなえた。

■ミニギャラリー:抗議のようす

<被害者による訴え>
1. 4月22日以後の非難も含め、非難区域外からの「自主的」避難者、とどまらざるを得なかった住民に対して、幅広い賠償を認めること。

2. 自主的避難せざるを得なかった住民、「自主的」非難を希望している住民、「自主的」非難に関して提言を行ってきた市民団体等が、審査会に対して意見を言う場を、複数回、設定すること。

3. 市民からの意見書および意見を裏付ける資料を、審査会の検討資料として配布すること。



原子力損害賠償紛争審査会は、4月22日までに自主避難した非難区域の避難者を、賠償対象とする方向で賠償問題をとりまとめる方針で進めている。
同時にそれは、23日以降避難した人や、区域外で高放射能をさけ避難した人々が補償の対象外としている。意見者は、「被害当事者の声を聞かない姿勢」と批判した。

10月3日、参議院議院会館での交渉の場では、文部科学省原子力損害賠償紛争審査会の田口康事務次長は、「事実を確かめ、適切な対処をする」「当事者の声をきくことは重要だ」と言っているものの、当事者との議論なく方針や結論に結びつけようとしている無理を認めようとしない。一生懸命やっていると、自己防衛した。被害者のけんか腰の質問や態度は、予測済みといった様子で時間をやりすごした。
書記も連れず、メモもとらない態度に、「話を聞く気があるのか」と福島県民の非難の声があがった。

被害者の訴えにどのように応じるのか、応じないのか。よりよく問題を解決する術を、国は持っているのだろうか。
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by sasanoel | 2011-10-04 23:11 | 反原発
中村悟郎さんのミニ講演会、目白第2集会所
10月1日、現代写真研究所で教えていただいている、フォトジャーナリストの中村悟郎先生のミニ講演会に行ってきた。
地元の方々や、人権活動家の方にまじって、国際反核法律家協会の浦田賢治さんが聞きにきていた。隣に座っていた方だった。

中村先生は、ベトナム戦争の枯れ葉剤被害や、ダイオキシンの問題を取材、発信してきたフォトジャーナリスト。3月11の震災後は、福島や南三陸町などの被災状況も取材している。
震災のとき、ベトナム枯れ葉剤の双生児として生まれたひとりドクちゃんから「おじさん大丈夫?家族も大丈夫?」と片言の日本語で電話があったそう。

原発放射能問題とダイオキシン問題はとても似ているとのことだった。
資本優先の日本社会では、経費削減のために危険を知らせないことがある。塩化ビニールをそれだけで回収すれば、処理方法があるが、日本ではそれをやろうとしないそうだ。ドイツでは塩化ビニール製品には「PCV(塩化ビニール/polyvinyl chloride)」と印刷され分別される。

メディアの非力さについての話が中心だったが、会場の人々は実際身の回りにおきていることとして、熱心にとらえていこうとしていたように見えた。1時間半以上は、質疑応答の時間となった。

公開されている映画「沈黙の春をこえて」にコメンテーターとして10月5日、岩波ホールに出演する。
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by sasanoel | 2011-10-02 13:50 | 東京


被災者も非被災者もともに平和で楽しく暮らせる社会をめざして。2011.03.11 ご連絡、記事についてのお問い合わせ、取材依頼は筆者までメールで。sasanoel@gmail.com
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