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横浜市役所を訪ねました

4月21日(木)。1月から毎日受けている介護福祉の授業が午前中休講となり、空いた時間、横浜市役所へ。
入り口で、GHの職員の黄金さんに会い「ブログ見ましたよ!」と、ちょっと立ち話。

8階建ての横浜市役所ではみな階段を利用していた。3階に、消防局危機管理室が設置されていた。非常時は庁舎全体が災害に備えたモードとなり、この危機管理室に設置される対策本部に各局から職員が集合、事態の調整にあたるという。現在は消防局の職員46名が勤務している。
3月11日の横浜での帰宅困難や被災者に対応して設置されたが、現在は被災地支援に関する対応、調整も行っている。不測の事態に備えた対応と調整をしている。

カウンターで対応してくれた海老原さんによると、横浜の災害対策の課題は、これまで津波が来ても上陸しないという推定がなされていた。これからは上陸するという前提も検討しなくてはならないということだ。

■被災された方へ(横浜市役所HP)
http://www.city.yokohama.jp/me/shobo/kikikanri/h2303jishin/#thisai



<東北の被災者の受け入れ状況>
磯子区のたきがしら会館(磯子区)の16人と野島青少年研修センター(金沢区)10人。
個別対応で福島県の高齢者、障害者施設に対し、要援護高齢者施設や障害者施設入所の方と職員50人程度受け入れる申し出をしている。
知的障害のある人については野島を活用し、100人程度の受け入れが可能。

このほか、市内の特養や老健など120施設で500人程度の受け入れが可能、知的障害の施設でも通常受け入れへの配慮が行われている。

<移住・住宅>
横浜市だけでなく神奈川県の情報と合わせて検討できるよう連携が図られている。現在、2次募集が4月14日で終わっているが、旭区ひかりが丘の市営住宅への募集もまだ空きがあるよう。

<市内避難所の現状>
たきがしら会館は1時避難者300名を受け入れる避難所として想定され、個室対応でない。ピーク時は80人を超える避難者を受け入れ、市内のボランティアが活動していたが6月末で終了する。もともとの区民施設としての役割も終わっているため、被災者受け入れが、たきがしら会館の最後のお役目となる。
野島は、個室対応で、期限は12月まで160人の受け入れが可能。空きがある。たきがしら会館からは、野島や旭区のひかりが丘にある市営住宅に当選した人がいるという。

プライバシーへの配慮もあるのだろうが避難状況を伝える報道は少ない。ひかりが丘団地では、住民の被災者受け入れへの準備をすすめている。

地域で避難住民を支援(旭区タウンニュース4月7日)
http://www.townnews.co.jp/0105/2011/04/07/101038.html

横浜へはこれまで福島からの移転者が多かった。
厚労省経由で各自治体に降りてくる情報に対応しているため横浜市独自の調査によるものではない。現地のニーズが集約されて支援に結びつくまでは時間がかかってしまうように思われる。

3月から毎週土曜日に石巻と横浜を行き来しているなかで、石巻市役所の佐々木さんにお会いした。被災し、厳しい状況で、仕事の話をしてくれたことに、感謝している。少しでも協力できれば、こんなに嬉しいことはない。
石巻と横浜では、いま、同じ障害福祉を担当している部署でも、対象者への対応状況が全くことなる。石巻は多くの被災者がいて、職員もみな被災している。本来の対象である障害者への個別対応、手帳の制度による対応ができにくくなっている。被災者の中でも生きづらい人たちが要支援状態にいる状況を伝えたいが(それが本来の機能だと思うが)、その情報が厚労省の要支援リストに掲載されるまでには、現状の把握や集約が必要だ。

オフィシャルにも超特急で状況把握が進められていることと思う。それが、被災地の行政だと思う。
一方、施設やグループホームから個別の状況がダイレクトに交換できれば、少しはお互いの仕事も進むのではないか? と、昨日は横浜市の障害福祉課を訪ねた。
被災地の担当者が把握している、対応が急がれることに対して、支援を検討する自治体に相談できる人がいれば、かなり心強いのではないだろうか。このことがひとつ正解であることを願っている。
by sasanoel | 2011-04-22 11:09 | 取材ノート