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石巻市復興計画、基本方針

石巻市で27日、「石巻市震災復興推進本部 第1回会議」が行われ、復旧・復興に向け震災復興基本方針がまとめられた。

石巻市震災復興推進本部(市HP資料、PDF)
http://www.city.ishinomaki.lg.jp/hishokoho/koukai/chogikansei22_3_2_2.jsp

基本理念は3つ。
1,災害に強いまちづくり
2,産業・経済の再生
3,絆と協働による共鳴社会の構築

計画期間は3期を設定している。
復旧期;3年(平成25年まで)
再生期:7年(平成29年まで)
復興期:10年(平成33年まで)


理念の主旨1の「 災害に強いまちづくり」で、
石巻は全市民の8割が被災し、電気・水道・ガスなどのライフラインが絶たれたことを教訓に、単なる「復旧」にとどまらず、防災基準、体制を抜本的に見直し、災害に強いまちを念頭に、新たな視点での都市デザインを行う。とある。

「単なる復旧ではなく防災基準、体制を抜本的に見直し、災害に強いまちを念頭に、新たな視点での都市デザイン」というところだが、やはり、『新たな視点』とあるところをどうしていくかが課題のひとつで、ここにさまざまな角度から人が関わり、意見できる可能性を感じる。

実際には、いままだライフラインが復旧していないので、とりあえずの復旧が急ピッチで行われているのが現実だが、前回このブログでも、塩野七海さんの「わたしの復興計画」より「海に浮かぶ都・ヴェネツィアに学べ」を取り上げたけれども、そうした時間も空間も人種も超えた先人の歴史がアイデアになることもあると思う。ぜひ、美しく、新しい石巻へ、地元の人々の想いを導いて欲しいし、他県の注目を集めるような復興を遂げて欲しい。

復興対象地域としては、とくに甚大な被害のあった地域であるほど、新たなまちづくりを考えた復興を目指す地域と位置づけられている。

理念の主旨2の「産業・経済」については、
「紙・パルプ製造業、飼肥料製造業、合板製造業及び食を支える重要産業である農林水産業が壊滅的被害をうけ、今後は産業の連携・融合も含めたあり方を検討、地域資源を生かした産業基盤づくりを計る・・・」とある。
ここではどんな議論がなされたのか?文面からはよくわからない。

理念の主旨3の「絆と協働」については、そのとおりと思う。具体的な計画がどうなっているのか見守っていくことと思う。

また、この基本方針の担い手として、主体を市民一人ひとりが主体となり、フォーマル(行政/国・県・市)、インフォーマル(企業、 NPO)の協働を想定している。また、自助努力だけで復興をなしえることは不可能で、国や県に対し、復興金の交付などの財政措置、特別立法の制定などを要請していく。
by sasanoel | 2011-04-29 10:02 | 東北