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お花見のお客さん(第1話)

5月1日の日和山。遅ればせながら、続報の更新となります・汗。。懐かしんでください!)

石巻日日新聞(いしのまきひびしんぶん)の社員の阿部さん、渡辺さん。
石巻日日新聞:http://www.hibishinbun.com/
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3月11日の夕刊を配り終えた後、津波がきた。
石巻日日新聞のある山下地区で、水は北上川を逆流してくるものと、大街道のほうとの両方から襲ってきたが、津波は社屋の5m手前で止まる。地震の被害で停電したが、1mの基礎を築いていたため、床上15センチの浸水被害ですんだ。もう少し川か、もしくは海の近くだったらやられていたとのこと。

社員は4人ぐらいが出社しており、プリンタを持ち込むまで4日間は、社長が記事を書き、それを写した。書き写した新聞は、市役所、石巻高校、石巻中学、門脇中学、セブンイレブン、日和山ココストア、ハローワークにそれぞれ貼られた。
プリンタが来てからは、400部から500部を刷り、19日に電気が来て、輪転機が動かせるようになったときは、感動したという。

「テレビがついたと思ったら、バラエティふつうにやっていて、がーん!って、ショックだったな。一ヶ月経って、いまは、被災者の暮らしの情報は少なく、原発の話しが多い。」

「石巻日日新聞」は、宮城県の沿岸部、石巻市・東松島市・女川町の2市1町(人口約22万人)を地盤として、大正元年10月に創刊、来年は100周年を迎える地域の夕刊紙。発行部数1万8000部。
3.11の地震で1日も休まなかった新聞社として世界に評価され、手書きで書かれた号外の壁新聞は、ワシントンDCのニュースのミュージアム、「ニュージアム」でも展示が決まった。

「地震直後は、電気がなかったから、情報は東北放送(ラジオ)だけが頼りだった。気仙沼の新聞社は発電機があるようで、うらやましかったな。いずれにせよ、これが地域に密着した新聞の仕事だと思っていた。」と、素直な感想を語ってくれた。新聞社の社員として、当たり前に仕事をしただけというが、当たり前のことが、とても大切だったし、読者の安心にもつながったと思う。

その号外の新聞が横浜の新聞情報博物館にも来たようなので、観に行ってみます。

(写真:Paraphoto/田中智己氏の撮影)
by sasanoel | 2011-05-15 16:41 | 東北