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避難所から仮設住宅へ  〜ペット同行の避難生活〜 寄稿:田中綾子

From: Tokyo, Japan
Date:2011年7月21日
Subject:Ayatan(Ayako Tanaka)より
Photo:HIROSHI (避難所にいた頃のコナンとヘイジ)

ササノエルさん、こんばんわ。
先日、石巻で千葉さんにご紹介いただいたMさんとお話しました。
以下レポートします。

避難所から仮設住宅へ  〜ペット同行の避難生活〜 寄稿:田中綾子_d0230639_061181.jpg

とある避難所で生活されていた、Mさんのお話を伺った。
3月11日、彼女はダックフンド2頭と、猫1匹とともに避難。避難所では、ダックスはケージ外でみなさんと一緒に、猫はケージ内で生活していたという。この期間は人間もペットも食事が支給され、必要なものは最低限手に入っていた。

そして、仮設住宅が当たり、引越しのときがきた。仮設のいいところは、避難所と違ってプライバシーが確保でき、自分のペースで生活できることなど。でも、避難所と違って食事の準備、水道光熱費の負担などが発生。
Mさんは言う。「人間だけならまだしも、犬たちと猫もいるので、そのぶんもなんとかしないといけないです。遠いですが、車でペットフードも買いに行きますし、ケージも自分で用意しました」。また、仮設の特徴として、隣同士の音が通りやすいということがある。
「音には神経を使いますよ。歩く音、ドアを閉める音など、聞こえます。犬の鳴き声のことも心配しましたが、幸い両隣の方が犬好きなので、助かりました」。

仮設住宅はランダムで居住場所が決まるので、隣人同士知らないものばかり。いままで築いてきた「おとなりさん」との関係がなくなってしまっている。ある意味、「怖い」とMさんはいう。

今後建設される仮設住宅では、ペットのいる家族はひとまとまりになるように配慮して欲しいものだ・・・


(Ayatanさん、寄稿ありがとうございます。石巻動物救護センターでは貴重な体験をさせていただきました。Ayatanさんの住むアメリカではペットは家族ですものね。この避難所でも、アメリカのようにペットと仲良く、家族のように暮らせていたようです。うちの従姉妹の犬(コーギーのハナちゃん)もお世話になり、数日前に避難所から改修のすんだ実家にもどっております。なのでいま避難所にはペットがいません。ちょっと寂しいかもしれませんね。
そういえば、支援物資のエサが大量に余っていたようで、たぶんお持ちになっているんじゃないでしょうか。それでも余った分を救護センターに寄付したのだそうです。
仮設住宅は、当選順に割り当てられたところに入るようです。隣近所が知らないところへ行くということです。 by sasanoel)
by sasanoel | 2011-07-22 00:08 | 動物