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福島より、ペット同行避難、継続中 寄稿:田中綾子

From: Tokyo, Japan
Date:2011年7月21日
Subject:Ayatan(Ayako Tanaka)より その2

ペット同行避難中のUさんの話。

Uさんは、福島から避難中だが、政府指定の避難地域ではなく、いわゆる「ホットスポット」と呼ばれる放射能の濃度が高い地域から自主避難している。
自宅も今回の震災で一部損壊。車に最低限のものと、ダックスフンド1頭を乗せて自主避難、当初はアパートに住んでいた。しかし、そこにいられたのも短期間。家族のもとに行き、政府の避難所に短期間行き、と、流れるような避難生活が続いている。この間、犬が一緒でもいいという場所は少なく、やむをえず獣医師のもとに預けている。苦しいが、会いにいけることもめったにない。
1ヶ月に1回会えた、数日間自分のもとに連れてきたと思ったら、また獣医師のもとに戻した、と、なかなか一緒に生活できない。

Uさんは今回の震災で職場が消失し、家族のためにも再就職をしなければならなかった。今春就職したばかりだった娘も、再度東京あたりで就職先を探さねばならない。妻と犬と一緒に、安全にすごせる場所を探さなければならない状況が続く。
とはいっても、公営住宅になってしまうと、ペットは飼えなくなってしまう。持ち家を失くしてしまった苦しさはここにある。できるだけ、よい条件の住宅をじっくり探すため、獣医師に預かってもらいたいが、苦渋の選択として、1年などという形で、里親にださなければならないとも考えている。
その場合、もしかしたらその子は、里親家族のペットにしてもらわざるをえなくなるかもしれない・・。
「うちの犬も被災したんです。震災がおきたとき、一匹だけで家にいたんですよ。私は遠くに出張していまして、妻と娘も出かけていました。トラウマになったんでしょうね、小さな音や動きでも、びくびくします。私たちにはわからない前触れに似たようなことが犬にはわかるのかもしれません」。

ペットも家族。当然一緒に避難したい。原発周辺の避難状況はまだ収束の目処すらたたない。動物たちも被害者であるということを忘れずに、これからは考えて欲しい。

被災動物の救援を行っている全国団体 緊急災害時動物救援本部
http://www.jpc.or.jp/saigai/


(Ayatanさんは、今夜アメリカに帰られるとのこと。慌ただしい旅でしたが、ご一緒でき、貴重な体験をしました。つぎは、アメリカからのレポートを待っています! by sasanoel)
by sasanoel | 2011-07-22 23:31 | 動物